知らない間に、庭にキノコ🍄が生えちゃって…
ジメジメした日が続くと生えてくるよね。
うちにも最近、芝生とか花壇にいっぱい生えてきて困ってるんよ!
そうなんです。
雨が続いたてなかなか晴れないと、どうしても庭がジメジメしてきます。そんなある日、庭の芝生や花壇にキノコが生えているのを発見しました。
有害なものかどうかも分かりません。もし有害であれば、大量発生してしまっては手遅れとなります。
今回、実体験を元に、庭に生えてきたキノコが有害なのか放って置いてもいいのか調査してみましたので、紹介致します。
昨日までなかったのに、急に現れたりしますよね
ほんと困っちゃう
庭に生えたキノコの実例と種類
ここからは、筆者の家の庭に実際に生えていたキノコをベースにお話を進めさせていただきます。
芝生に生えた、白いあんちくしょう
ある日、芝生を眺めていると、白くて丸いものが点在しているのを見つけました。
明らかに異質…
「なんじゃこれ?」
と拾い上げてみると、
「これは、キノコ?」
早速、Google先生に聞きました。
やはりキノコです。前日降った雨で湿った芝生の表面に、白くて丸いキノコが生えたのです。
さて、このキノコは何という名前で、芝生に害はあるのでしょうか?
調べてみた結果、おそらくこの種類のキノコではないかと思います。
チビホコリタケ
実体は類球形~扁球形、大きさ0.7-1.7cm、基部付近はややしわ状で凸凹し、白色の根状菌糸束がある。外皮は 0,4ミリ程の厚さの殻で、粒状~平らな粉状物を密生し,粉状物は取れやすく、幼時は白色、成熟するとベージュ色、粉状物が取れると淡黄色の地肌を表す。内皮は厚さ0.5mm 以下、淡黄色~黄色、やや軟骨質。基本体はスポンジ状で柔らかくて微細な空洞があり、はじめは白色~帯黄色~汚黄色~帯黄オリーブ色となる。 無性基部なし。
“札幌キノコの会”HPより引用
問題はこのキノコが芝生に悪影響を与えるのか。結論は、
“悪影響あり”
このキノコは芝生に対して『フェアリーリング病』という病害を引き起こす恐れがあります。症状は、芝生が大きなリング状または帯状に濃緑色になったり、茶色く枯れたりします。
高温や多雨によって引き起こされます。
土壌内に撥水性の菌糸を広げ、芝が水を吸い上げるのを妨げるため、枯れてしまうとのことです。
【殺菌剤】芝生のフェアリーリング病の予防と対策
フェアリーリング病を引き起こす、チビホコリタケの発生を予防の方法は、以下の通りです。
フェアリーリング病の予防方法
土壌の排水性・通気性を向上させる→エアレーションの実施
菌を根こそぎ除去する→殺菌剤を散布する。
で、私がキノコ対策として購入してきたのはこちら。
「サプロール乳剤」
こちらの薬剤は、芝生に使用可能、かつフェアリーリング病を引き起こす原因菌を殺菌することができるものです。
水に溶かして、ジョウロや散布機で、キノコを生えた場所を中心に、まいてやりましょう。
当たり前ですが、キノコは菌類ですので、風通しや排水性をよくすればある程度防げるはずです。
その他にも、「グラステン水和剤」はゴルフ場などでも使われる、おすすめの殺菌剤です。
花壇に生えたキノコの種類と対策
我が家の花壇には2種類のキノコ🍄を確認しています。順番に見ていきましょう。
この写真は、乾燥してきてかなり弱った状態ですが、“ハタケチャダイゴケ”ですね。
ハタケチャダイゴケ
ハタケチャダイゴケは「コケ」という名が付いているがキノコの仲間。碁石のような粒は「小塊粒」といって中に胞子が入った袋で、雨粒にはじかれてまき散らされる。このキノコが生えても畑の作物に害はない。
千葉県立中央博物館HPより引用
このキノコは見た目はグロくて気持ち悪いです。
しかしながら、土壌の未分解有機物を分解してくれる有益菌とのこと。
特に対策する必要はないと思われます。しかし、対策するのであれば風通し、水捌けを良くし、最悪は殺菌剤ということになります。
次は、ようやくキノコらしいキノコが現れました。
こちらのキノコは似たようなものが多くて、正直、素人では何というキノコか同定できませんでした。
傘の裏側が黒いこともあったので、おそらく、“ナヨタケ”の仲間かなと思いました。
ブログに書いておいてこんなことを言うのは何ですが、分かる人がいればコメントで教えて頂きたいです!
快適なガーデニングライフを送るために
日本の夏は高温多湿です。ガーデニングを嗜んでいる人であれば、キノコの類は確実に出会うと思います。
今回紹介したキノコの中で、明らかに害があるのはチビホコリタケだけでした。キノコが生えれば絶対に害になるとは限りません。特に害のあるキノコに対策を行います、おおらかな気持ちでいるほうが良いと思います。
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