第一回、第二回とお送りしてきましたこのシリーズ、今回は水草の紹介です。
その1→
水槽を解体にして空っぽに!【アクアリウム立ち上げ記録2021その1】
その2→
水槽をレイアウトしよう!【アクアリウム立ち上げ記録2021その2】
水草はその性質から、いくつかの種類に分けられて説明されることがほとんどです。私もその慣習にそって、種類ごとにご紹介します。
有茎草
有茎草というのは、その名の通り、葉を付けた茎を根から伸ばした水草の総称です。
まずはパールグラス。
細い茎に、小さなライトグリーンの葉が散りばめられた水草です。我が家の水槽では最も調子の良い水草で、他の植物をも飲み込んでしまいそうな勢いです。
次にポゴステモン・メンメンです。
ポケモンの名前でも、麺々でもありません。コチラは、か弱く伸びた茎に、細長く薄い葉がつく有茎草です。この葉が水流に揺らめく様子は非常にキレイで、見ていても飽きません。
活着系
コチラは、底砂の中に根付くのでは無く、石や木に根をくっつけた状態で育つ水草です。
これらをテグスなどで流木などにくくりつけておくと、伸ばした根が活着し、固定されることからこう呼ばれます。
我が家の活着系水草を紹介します。
こちらはアヌビアス・ナナという水草です。比較的ガッシリとした丈夫な葉をしています。適当に石の隙間に埋めておくだけでもくっついてくれるので、見た目のバランスを整えるのにピッタリです。
また、葉の細かい”プチ”やまだら入りのものなど、バリエーションが豊富です。
次の写真の左の方にあるのが、ミクロソリウム・ウェンディロフです。
こちらは濃いグリーンで、葉の先端が細かく分かれて縮れた形をしています。
ミクロソリウムは、葉が真っ直ぐ伸びるプロテプスという種類がより一般的で、こちらは派生種になります。
色が濃いので、水系を引き締めるのに役立ちます。
活着系のラストは、ブセファランドラです。
我が家のは“カユラピス”という種類です。ちょっと分かりにくいですが、葉にラメがあり、非常に個性的です。
実はブセファランドラの仲間は高級水草で、種類によりますが一株で数千円するものもあります。非常にバリエーション豊かで珍しいものも多いのが、マニア心をくすぐるのでしょう。うちのはたまたま安く手に入りましたが、試しにメルカリで検索してみて下さい。びっくりしますよ?
ちなみにアヌビアスナナとブセファランドラはサトイモの仲間らしいです。
ロゼット型
ロゼット型は、ほうれん草のように底砂から放射状に葉を広げる水草です。
こちらはクリプトコリネ・ウェンティと言います。
ポイントポイントで植えると、そこで小さな茂みを作ってくれます。茶色がかった渋い水草です。
こちらの仲間も種類が豊富で、我が家にはクリプトコリネ・バランサエも育っています。
こちらはテープ状の長い水草で、水流に乗ってユラユラとひらめく姿が美しいですね。
つぎはエキノドルス・グレリニーです。
地面から出す、薄らとまだらの入った大きな葉が特徴です。
ロゼット型の水草はどれも根張りがよく、気がつけば根を伸ばした先の全然違うところで葉を出していたりします。
それ故に、この水草を抜こうとするとえらいことになります(解体編の写真をご覧下さい)。
現在の水景
前回の記事は、植栽直後でしたが、大体2ヶ月後の様子はこのようになっています。
前回の写真と見比べてみて下さい。水草が育っている様子がわかると思います。
少しでも水草水槽に興味を持った方は、日本のADAという会社が主催している世界水草レイアウトコンテストに作品をご覧になって下さい。
マジで異次元ですから!
他にも色んな種類の水草を植えているので、機会があればまた紹介したいと思います。
それではまた!
番外編はコチラ→
大磯砂を酸処理しよう!【アクアリウム立ち上げ記録2021 番外編】
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