
スマホの容量がいっぱい!

子どもの写真と動画でスマホのデータがパンパン。
どうしましょう?

同じような写真減らしたら?

子どもの表情は一瞬一瞬違うから、そんなことできないわ!

なら、データをパソコンか外付けHDDに移したら?

それだといつでも写真を見返すことができないじゃない!

えぇぇ…
(ただのわがままやん…orz)
こんな経験、したことありませんか?
子どもが生まれると、スマホのデータ容量は子どもの写真でいっぱい。これ以上保存できない。
でも外付けHDDに保存しちゃうと、いちいちPCを立ち上げないと見返すことができない…
困りますねぇ。
そんな時に便利なのが、NASです!
NASはnetwork attached storageの略で、ネットワークHDDとも呼ばれます。要は、ネットワーク上に接続された外付けHDDのことです。
これを使えば、スマホに直接保存したデータと同じように、スマホからHDDに保存したのデータにアクセスすることができます。
便利ですねぇ。
今回の記事では、外付けHDD、NAS、そしてクラウドストレージについて、その違いとメリット・デメリットについて紹介いたします!
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データ保存はHDD, NAS, クラウドのどれがいい?

HDDといえば、PCの中に内蔵されたものや、USBケーブルでPCやテレビに繋ぐ外付けHDDが思い浮かぶでしょう。彼らは基本的に、HDDとPCが1対1で対応するため、外付けであっても使用中は他の機器から接続できません。
一方で、NASはLANで通信できるようにした専用の機器の中にHDDを搭載したものです。WiFiルーターに接続すれば、ホームネットワークとして、スマホやタブレットから、しかも複数人同時に接続することもできます。
また、ネットワークを利用したデータ保存の形態にはクラウドストレージと呼ばれるものがあります。これは先の二つと異なり、サービスを提供する業者が持つデータ保管場所(サーバー)を通信を利用してデータを保存します。
そのサーバーにアクセスできる権限(アカウントとパスワード)を持っていれば、誰でもデータへアクセスできるのが特徴です。
それぞれの特徴をまとめたものが、以下の表になります。
項目 | 外付けHDD | NAS | クラウド ストレージ |
価格帯(2TB) | 8,000円程度〜 | 12,000程度〜 | 1,200円/月程度〜 |
接続方法 | USB接続 | 有線LAN/無線接続 | 無線接続 |
データ転送速度 | 高速 | 中速〜高速 (通信速度に依存) | 中速〜高速 (通信速度に依存) |
アクセス可能場所 | 持ち運べばどこでも | どこでも (家庭外はVPN設定が必要) | どこでも |
設定の有無 | なし | あり | あり |
データバックアップ | 不可 | 可(RAID方式) | 可 |
データ復元性 | 困難 | 可(RAID方式) | 可 |

それでは、それぞれのメリット・デメリット詳しくみていきましょう。
外付けHDDのメリット・デメリット
外付けHDDは、値段が安く、手軽に使用できることが最大のメリットです。また、有線で接続するため、安定した通信が可能です。ポータブルタイプであれば持ち運びもできて便利ですね。
しかしながら、一台の機器にしか接続できないため、家族でデータを共有しながら使用するのには少し手間がかかります。
当然、PCに接続していないと使用できないため、過去の写真を手軽にパラパラと見るということにも適していませんね。
値段が比較的安い
データ転送が早い
持ち運びが容易
PCに接続しないとアクセスできない
複数人で同時接続できない
本体がないとデータにアクセスできない
NAS
NASの最大のメリットは何と言っても、家庭用のWiFiで様々な機器から、同時にアクセスでき、ファイルの共有も簡単にできることでしょう。
設定さえすれば、家の外からでもアクセスすることができます。
スマホから音楽ファイルを再生し、それをBluetoothスピーカーで聴くことだってできます。
ただし、機器の値段は外付けHDDよりも高価になります。また、初期設定もコンピュータに慣れていない人だと難しく感じるかもしれませんね。
また、HDDを2機以上搭載できるタイプであれば、一方で保存したファイルを、もう一方で自動的にバックアップを取ることもできます。
ファイルを守るという点でも、NASは優れていると言えるでしょう。
データ共有がしやすい(複数人でアクセス可能)
自宅の中であればどこでもアクセス可能
設定次第では自宅外でもアクセス可能
色々な機器からアクセス可能(PC, スマホ, タブレット等)
音楽データなど、スマホ経由でbluethoothスピーカーでも再生できる
バックアップが簡単(内蔵HDDが二機以上必要)
値段が高い
設定がめんどくさい
機器のサイズが大きい
作動音がうるさい
我が家ではこちらのNASを使用しています。
Synology DS220j 使用レビュー
クラウドストレージ
クラウドストレージはそのクラウド運営会社が持つ、サーバーにデータを保存します。スマホから簡単に設定可能ですし、ファイルの共有も非常に簡単です。数GB程度の低容量であれば、無料で利用できるものも多いです。
ある程度の保存容量を利用しようと思うと、月々の使用料が必要となります。1ヶ月単位であればそれほど高い値段ではありませんが、ずっと使い続けると思うと、馬鹿にならないコストとなりますよね。
一方で、簡単に保存容量が大きくできるのは魅力です。
ただし、もしかすると契約会社のクラウドサービスがなくなる恐れもあります。クラウドが使えなく慣れば、データは取り出せなくなってしまいますね。
低容量であれば無料で使用できる
データ共有がしやすい
どこでもアクセス可能
容量の拡張が簡単
月々、継続的に費用がかかる
ネットワーク障害時にアクセスできない
サービスが終了するリスクがある
- Dropbox
- Basic 無料 2GB ユーザー数 1人
Plus 1200円/月 2TB ユーザー数 1人
Family 2000円/月 2TB ユーザー数 6人
https://www.dropbox.com/ja/ - Onedrive
- 無料 5 GB
Standalone 224円/月 100GB
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage - Google Drive, Google One
- Google Drive Basic 無料 15GB
Google One 250円/月 100GB
380円/月 200GB
1,300円/月 2TB
https://www.google.com/intl/ja_jp/drive/ - iCloud Drive
- 無料 5 GB
130円/月 50GB
400円/月 200GB
1,300円/月 2TB
https://support.apple.com/ja-jp/HT204025
家庭でのデータ保存はNASがおすすめ!
今回の記事では、外付けHDD、クラウドストレージと比較したNASのメリット・デメリットについて紹介しました。
NASは初期費用が少し高く、また設定と面倒ではありますが、家族でデータ共有しつつ、長く使うのであればとても便利な機器です。
もし興味がありましたら、検討してみてはいかがでしょうか?
次の記事では、筆者が実際に自宅で使用しているNASについて紹介いたします。
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